遺言書を書く時の注意点【準備】

遺言書

「全ての財産は、私の妻である〇〇〇〇に相続させる」という遺言書なら簡単に書けそうですね。でも財産を譲りたい人の顔が何人も思い浮かび、託したい財産も色々ある場合には、どのように書き始めたらよいか戸惑ってしまうかもしれません。
遺言書を書く時の準備段階の注意点として、まずは自分の財産を「財産リスト」に書き出してみましょう。

財産リスト

不動産不動産の所在地を記載しましょう
例)横浜市〇〇区〇〇町〇-〇-〇の建物とその敷地
忘れていませんか?私道、ゴミ置場、ポンプ室、集会室等の共有持分、自宅以外の土地・建物、畑、山林、アパート、投資用マンション等
預貯金預貯金を記載しましょう
例)〇〇銀行 〇〇支店 普通預金 口座番号 〇〇〇〇
忘れていませんか?定期預金、積立型定期預金、定期貯金等
その他財産その他財産を記載しましょう
例)〇〇証券 〇〇株式会社 〇〇株
忘れていませんか?国債、社債、投資信託、非上場会社の株式、出資金、宝飾品、骨董品、自動車、会員権、貸付金等
借入金・保証債務借入金・保証債務を記載しましょう
例)債権者の住所・氏名 債務額 契約書の保管場所
忘れていませんか?経営する会社からの借入金、会社の債務の連帯保証契約等

もしもご家族に内緒の借金があったり、誰かの保証人になったりしているときは、それも書き遺して相続人に伝えましょう。相続人に知らせないでいると、後になって相続人が思わぬ負担を強いられていることになるかも知れません。

参考:【令和新版】誰でも作れる遺言書「レッツ遺言セット」
   神奈川県司法書士協同組合

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